2011年12月24日

東京の大学生おそるべし!


9月15日(中編)


実は今日は18:00から予定があったのだ。
まさや(僕と同じ大学から来た日本人)が東京の某国立大学から来た日本人(以下Aくん)に、
「今日一緒にお酒飲みませんか?あの髪長い人(ダーティさん)も誘っといてください」
と誘われて、僕も行くという返事をしたのだ。
どんな人たちが来るのかまさやに聞いてみても、よくわからないとのこと。


Aくんと初めて会ったのは例のめっちゃくちゃ並んでバディ・ネットワークのイベント登録をした日。
まさやと一緒に列に並んでいると、
「あれ、日本人ですか?」
と話しかけてきたのがAくんだった。

「どこの人ですか?」と僕が尋ねると、
「あ、○○大学です(東京の名門国立大学)」と言うのだ。
僕は出身を尋ねたつもりだったのだが。
もしかすると「どこの人?(どこの出身?どこに住んでる?)」という言葉が通じるのは関西だけなのかもしれない。

いや、そんなことはない。
クリスマスの歌にもあるではないか。
「サンタクロ〜スはどこの人〜♪山の向こうの山から来るよ〜♪」
という歌が。

どこの人(=どこの大学?)というのは初めて聞いた。

少女「サンタクロースはどこの人?」
サンタ「僕は慶応大学出身です(キラーン)」

こんなサンタは嫌である。


「出身はどこ?」と、Aくんに尋ね直した。
「あ、出身は大阪」
と、東京弁で言うのだ。
生まれも育ちも大阪らしい。
すごく不思議である。

「いや〜、そりゃ4年も東京にいると標準語にもなっちゃうでしょ〜」

だそうである。
残念ながら僕は4年も東京に住んだことがないので、
「そりゃなっちゃうでしょ〜」
と、自明の事実であるかのように言われてもさっぱりわからない。

僕は生まれも育ちも神戸なのだが、僕の周りでは東京に行って標準語に「なっちゃった」人は1人もいない。
恥ずかしながら、そういうのは知りません。勉強不足なもので。

この間の飲み会で、隣に座ったスペイン人グループとポルトガル人グループが
「スペイン語とポルトガル語はめっちゃ似てる」
という話をしていたが、東京弁に「なっちゃった」彼の理屈で言うなら、ポルトガルに4年住んだスペイン人は、スペイン人同士で話をする時もポルトガル語で喋るようになるのだろうか。
そんなことはあり得ない、と僕は思う。僕は。

あるいは、おじいちゃんが孫と2人きりで4年間生活すると、4年ぶりに老人会で集まったときも
「え〜マジ聞こえねぇんだけど!なんさぁ最近ビミョーに耳遠いんだよね〜。つーかさ、なんか最近年金少なくね?マジ生活できねぇっつーの!」
というような言葉遣いになるのだろうか。
ならないと思う。僕はそう思う。僕は。


19:00に待ち合わせだったのだが、5分遅刻してしまった。
待ち合わせ場所には誰もいなかった。
どうやら僕らが一番に到着したらしい。
結局19:30頃に全員が揃った。


集まったメンバー
(べつにこの人間関係を把握しておかないと話がわからなくなるということはありませんので、流し読みしてください)

東京の某国立大学から留学に来ているAくんとBくん。
ヨーロッパを旅行中でウィーン滞在している女の子2人。(同じく東京の某国立大学)
Bくんの高校時代のクラスメイトで、ヨーロッパ旅行中の女の子とその彼氏。(東京の有名私立大学)


え?
全員日本人?
日本以外からの留学生は?
現地の大学生は?
パツキンのチャンネーは?
というか、東京の大学生6人の集まりになぜ僕らが呼ばれたのだろうか。
僕らがいない方が水入らずで楽しめるのではないかと思うと、少し申し訳なくなった。


予定していた飲み屋さんに案内してもらったのだが、お店はまだ支度中だった。
営業開始まで後30分。
むむむ。

Bくん(留学生)「え〜どうする?宅飲みにする?俺の住んでる寮でもいいなら」

女の子(以下スペ子)「うん、いいじゃん!スペイン的にはとりあえず家で1杯飲んでから『じゃあそろそろ行こっか』ってのが普通だし!」

彼女はなかなかクセが強くておもしろい人である。
彼女はスペインに1年間留学に行っていた。
そのため、ことあるごとに

「スペイン的にはOK!」

「あ、スペインではそれ普通ね☆」

と、スペイン基準を持ち出してくるのだ。

僕も宅飲みには賛成だったのだが、
「スペイン的にはOKだから、我々も宅飲みでOK」
という理屈は全く理解できなかった。
なぜなら我々はスペイン人ではないからだ!(なんだってー!)
それにここはスペインではない!(ど、どっひゃー!)
僕はこれから約1年間ウィーンで過ごすことになるのだが、1年後に神戸に帰る頃には
「ウィーン的にはOK!」と言うようになるのだろうか。


「スペイン的にOK」なので、我々は宅飲みをさせてもらうべく、Bくんの住んでいる寮に行った。


Bくんの部屋に荷物を置きに行った。

「え〜ここ家賃いくら〜?」
Bくん「○○ユーロぐらい」
「うそ〜!○○ユーロでこの広さってすごいね!」
「うん、すご〜い!」

そうなのだろうか。
Bくんの部屋は6畳ぐらいの広さである。

なにがすごいのか、僕とまさやにはわからない。

女の子「東京だったら○○ユーロでこの広さはありえないよね!!」
一同「うん、そうだね!」

ああ、そういうことか。
あのね、ここ東京じゃないの!(うそだろー!?)
だから東京と地価が違うのは当たり前なの!(そ、そんな馬鹿な!)

すごいね、東京!
東京マジかっこいい!
マジ俺は東京生まれヒップホップ育ち!
東京ペロペロ!

「阪神勝ったからといって、お前が勝ったわけじゃない!」
を東京風にすると、
「東京の地価が高いからとって、よそから来てそこに住んでるお前の価値が高いわけじゃない!」
とでもなるだろうか。


Bくんと女の子たちが寮のキッチンで、料理をしてくれた。
スペ子さんはスペイン風のオムレツのような料理を作ってくれた。
めっちゃおいしかった!
流石。

我々はお酒を飲みながら楽しくお喋りをした。
彼らの会話のリズムはすごく新鮮だった。

「○○だったんだよ」

「あ〜○○だったんだ〜」(僕、そういうの知ってるよ。よくあることだよね。というニュアンスで)

こういうノリ。
すごく不思議。

ヨーロッパ旅行中の女の子が
「ATMにカードを入れたら出てこなくなって、結局諦めた」
という話をした。

僕は驚いたので、驚いたリアクション(2割増し)をすると、みんなは、

「いや、ATMにカード飲み込まれるのは海外では日常茶飯事だよ(え、こいつ、バカじゃね?)」
「うん、普通だよねぇ?(世間知らず乙)」
「うん、スペインでもそういうの聞いたことある〜(スペインペロペロ)」

と言う。
いくらなんでも「日常茶飯事」はおかしいだろうと思ったのだが、彼らは「いや、日常茶飯事だ」と言う。

ああ、僕、そういうの知らなかったよ。
海外ではATMからカードが出てこなくなるのは日常茶飯事、つまり毎日の食事のようにありふれたことだったんだね。
知らなかったよ。

毎日の食事のように当たり前にカードが出てこなくなるのであれば、いったい誰がATMを利用するのであろうか、なぜATMが普及したのだろうか、という疑問は残ったが、彼らは「海外を知っている」のだ。
彼らは正しいのだ。



話をおもしろくするために皮肉っぽく書いたが、実際、この集まりはすごく楽しかった。
めっちゃ笑ったし、めっちゃ笑ってくれた。

場所を提供してくれたBくんと、料理をしてくれた女の子たちには特に感謝しています。



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次回予告

ダーティ「住むところ探してます」

オーストリア人女性「じゃああんた、あたしにキスすればよかろうもん!」


posted by ダーティ at 21:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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