2012年01月15日

人懐こい気分屋vs一人でいたがる気分屋 9月16日 後編

 

9月16日 後編

 

 

夜。

やはり夕方に食べたピラフだけでは足りなかったので、23:00頃にもう一度キッチンへ行った。

このホステルにはなんと、「フリーパスタ」というものがあるのだ。

ピラフを解凍しているときに発見した。

フリーパスタとはその名の通り、勝手に食べてもよいパスタ。

うひょー。

 

キッチンで日本人と知り合った。

日本で生まれて、15歳の時にフィンランドに引っ越した20歳の男性。

僕はパスタを食べて寝るつもりだったのだが、彼は久しぶりに日本人と話せるのがうれしいようで、なぜかいつまでもキッチンにいる。

 

これは僕の悪い所なのだが、テンションが高い時は他の人の話を遮ってまで自分のことを話したがるくせに、気分が乗らないときは何にも喋りたくなくなってしまうのだ。

僕がこの人と喋りたくなかったのはべつにこの人のことが嫌いだったわけではなくて、僕個人のテンションの問題だった。

 

このホステルのキッチンには調味料も揃っているのだが、オリーブオイルがなかった。

僕は茹でたパスタにオリーブオイルと塩をかけて食べようと思っていたのに。

仕方がないのでサラダ油をかけた。

もちろんまずい。

僕は全く料理ができないのだが開き直っているわけではないので、下手な料理を作っているところ、出来上がったまずそうな料理を食べているところを見られるのは恥ずかしい。

彼はずっと僕に付きまとうので、ものすごいストレスを感じた。

僕は基本的に一人でいるのが好きなのだ。

 

彼は「このホステルのバー行きました?」と誘ってきた。

僕は明日学校のプログラムでメルクへ旅行に行くので、7:00に起きなければならないので、できれば断りたい。

 

「行きましたよ。なんか音楽がめっちゃでかい音でかかってました」

「僕、明日出発するんで、これがこのホステルで過ごす最後の夜なんですよねぇ〜」

年下の男にそんなことを言われて断れるはずがないではないか。

行きたいと言われれば連れて行ってやるというのが年長者の義務である。

 

 

バーでビールを飲んだ。

しかし彼は音楽がうるさくて落ち着かないようで、一杯だけ飲むと

「もう出ましょう!」と言ってきた。

 

馬鹿野郎!

今日はお酒を飲まずに寝ようと思っていたのに、誘われたから一杯飲んだのだ!

一杯飲んだら二杯目が飲みたくなるのが人情というものだ!

それを「もう出ましょう」だなんて!

なんて思わせぶりな!

 

これあなた考えてもみさない。

この怒りにも似たもどかしさを似非江戸弁で説明させてもらいますがね。

 

例えば女が男の家にいる。

男の方が手を出して、女は

「あらおまいさん、だめですよぅん」てなぁことを言ってるわけだ。

「おまいさんが出かけてしまうまであまり時間がないじゃありませんか。私はそういうことは、こう、もっと時間をかけたい方ですから、今はいけません」

「馬鹿野郎、何を言ってんでぇ。こっちは気が短けぇんだ!余計なこと言ってると張り倒すぞこん畜生!」

とまぁ、ずいぶんと乱暴な男があったもんです。

ところが、えぇ、この女もこういう強引なのが好きな性分でして、そのうちに女の方でもだんだんとその気になってくる、気分が盛り上がってさあいよいよこれからってぇ時に男の携帯が鳴る。

口には出しませんが内心では「なにをしてんだいお前さん、そんな電話、早くきっちまいなよ」と思ってるところに、

「急用だ。ちょっくら出かけてくる」

てなぁことを言われたと思ってみなさいよ、えぇ?(←志ん朝)

いくらこれこれこういう用件でもってどこそこの誰のところへ行かなくちゃあならないてなぁことを説明されても、女の方はすっかりその気になっちまってるんだ、理屈で納得できるはずがない。

「もうお前さん、だから私はあのとき嫌だって言ったんだよ」

ということになる。

いわゆる生殺しというやつですなぁ。

いい所でやめなければいけないぐらいなら最初からしない方がよかったということです。

 

ビールの二杯目もおんなんじことでして、一杯目は飲まないでも平気なんですが、一杯飲んじまうてぇとこっちは飲む気になってしまいますから、二杯目は我慢できないんでございます。

 

 

「思わせぶり」と言った意味がわかっていただけたかと思います。

 

 

 

僕はもっと飲みたいので残ると言うと、彼も残ると言う。(ACのCMでそんなんありましたね。)

飲まないが残ると言う。

なにもそんなに居心地の悪いところに居座る必要はないではないか。

目の前で居心地悪そうに、お酒を飲むでもなく手持ち無沙汰でそわそわしていられたらこっちもなんだか申し訳ないような気になってゆっくりと飲んでいられない。

急かされた様な気分で飲み干した。

 

 

ホステルの外で煙草を吸っていると、ボスニア人のおじさんが話しかけてきた。

 

「あ〜酔っ払った!ビール20杯ぐらい飲んだ!うひぃ〜!ロシア人5人分酔っ払った!」

 

僕らが日本人であるとわかると、ひたすらK-1の話をしてきた。

「日本人に聞きたかったことがある!カラテの人たちが言う『押忍!』って一体どういう意味だ?」

答えられなかった。

むう。

おじさんはさほど気にしない様子で、

 

「うひぃ〜!ビール30杯ぐらい飲んだ!」

 

と言っていた。いつの間に10杯飲んだ。

 

おじさんは楽しそうに知っている日本語を並べ始めた。

「キョクシンカラテ!」

15歳でフィンランドに行った日本人の彼は極真空手を知らなかった。

 

「なんでニホンジンなのにキョクシンを知らない!」

 

「じゃああんたはボスニアのことならなんでも知ってるのかよ!」

 

えーそんな怒らんでもいいやん。

もう、疲れた。

 

おじさんに「おごったるから飲みにいこ!」と誘われたが断って寝た。

 

 

 

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最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

 

 

 

 

いや、ね。

正直今日の日記はおもしろくないと思ったでしょう。

でも残念に思うことはないですよ。

だってね、このブログのトップページには最新の記事が来るわけでしょ。

僕だってあんまりおもしろくない記事をいつまでもトップページにしておこうとは思いませんよ。

だから、おもしろくない日記が投稿されたということは、また近いうちに更新されるということです。

ね、残念がる必要はないでしょう。

 

 

 

次回予告

 

次の次の更新はもっと早いかも。

この次回予告、意味がわからない人はべつに流してもらってけっこう!

 

 

 
posted by ダーティ at 20:28| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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