2011年10月01日

世界一かっこいい市営住宅とカスみたいなコンツァートに行ったーよ。9月3日後編


ウィーン3日目(後編) 9月3日



〜前回までのあらすじ〜


ダニにかまれる
 ↓
かゆい
 ↓
「かゆいよ〜!助けてモーツァルト〜!」
 ↓
モーツァルトが現れる ←ここから



飲み物を探すために色々な観光名所をスルーしてきてしまったので、道を引き返した。

歩いていると、ウィッグをかぶってモーツァルトみたいな格好をしたおじさんに、
「今晩コンツァートはいかがですか?」 と誘われた。

どうせ予定もないし、学生は半額だと言うからチケットを予約した。30ユーロ程度。
先に10ユーロ(たしか)のお金をモーツァルトに支払って、残りの金額はコンサートホール(楽友協会)の受付で支払えばよいとのことだった。



「フロントで学生証見せてな!そしたら半額になるから!」


「あいにく日本の学生証しか持っていないのですが、大丈夫なのでしょうか」


 「そっちの方がいいやん!だって誰も読めへんから!ハッハッハ!」


なるほど確かに。



それにしてもよく喋るモーツァルトだ。


「日本語のギャグ知ってるで!これが最新のギャグだ!トゥース!(オードリーのやつ)」


「あは、あは、あは。(パチパチ拍手)」


「そしてこれが最もクラシックなギャグだ!コマネチ!!」


「あは、はは、は。(パチパチ拍手)」



「まだこの辺りを見てまわってないんやったらあっちに行ったらええわ!でっかい教会があるから!」


しかし、モーツァルトに新しいギャグ(トルコ行進曲を歌いながらヒゲダンス)を教えるのに疲れた僕にこれ以上観光をする余力は残っていなかった。


「私はビールを飲まなければならないのだ。(ベートーベンのような顔で)」


と言い残してモーツァルトに別れを告げた。



カフェでビールを飲んでいると美人ウェイトレスが話しかけてきた。


「日本から来たんですか」
 
「どうしてそれがわかったのですか」


「だってこうやってしたから!(おじぎ)」


ああそうか。やっと謎が解けた。
おじぎするから日本人だと認識されるらしい。
無意識なので気がつかなかった。



「なにか教えてほしいですか?」


「じゃあ今から僕がどこ行くか決めてください」


「はい、どうしましょう」


「あなたの好きな場所を教えてください」


「はい」


なんと親切な、まじ天使ちゃん。



メモ用紙に「Hundertwasserhaus」と書いてくれた。
それは一体なんなのですかと聞いてみたけど、お姉さんのテンションが上がってしまって、「ヴァッサー!」しか聞き取れなかった。


Hundertwasserhausは、日本から持ってきた「地球の歩き方(ウィーンとオーストリア)」にも載っていた。
ジェスチャーと「ヴァッサー!」という音から推測するに、きっと大きな噴水か何かだろうと思っていたが、なんと市営住宅のことを言っていたらしい。

フンダートヴァッサーハウス。
「ウィーンのガウディ」と言われたフンダートヴァッサーという人の設計した市営住宅。
ふむ。

なるほどこれはおもしろそうなので行ってみた。
これはすごい。



フンダートヴァッサーハウス(世界一かっこいい市営住宅) (4).JPG


 

世界一かっこいい市営住宅の中庭(?)


フンダートヴァッサーハウス(世界一かっこいい市営住宅) (9).JPG 






しかし、こうも我々観光客に集まられては住んでる人にとってはたまったもんじゃないだろう。


好きな場所を教えてださいとは言ったものの、初めてウィーンに来た観光客にオペラ座や教会ではなく市営住宅を勧めるとはなかなかセンスのある天使ちゃんである。



フンダートヴァッサーハウスのすぐ近くに彼が設計したクンストハウスという美術館があるらしいので、そこにも行ってみることにした。
道に迷っているとオープンテラスでコーヒー飲んでいるおじさんに
「クンストハウスか?」
と話しかけられた。


「クンストハウスはまっすぐ行って左や!」


なんと親切な、まじキリストちゃん。

おじさんはドイツ語で話していたため「クンストハウス」しか聞き取れなかったが、なぜか理解できた。



美術館「クンストハウス」の外観
 


クンストハウス(フンダートヴァッサー設計の美術館).JPG


美術館の中に入るチケットを買おうとすると、


「中入りたいんか?あかんあかん!ここは19:00に閉まるからあと40分しかないやん!もっと時間ないとなんも見られへんで!」


と、断られた。
この国の人たちすごい親切。



 

モーツァルトが招待してくれたコンサートの会場に向かったが道に迷い、20:15、開演時刻ギリギリに着いた。



楽友協会 

楽友協会 (2).JPG
 



みんな演奏する人たちはウィッグをつけて出てきた。


演奏内容は、うーん。
あんまり上手じゃなかった。
いや、あれは下手やった。すごく。

特にコーラスがひどい。
日本語と違って言葉の最後に子音があるのだが、その子音のタイミングがバラバラなのだ。
プロならそれぐらいはなぁ・・・。
我々は文化祭に遊びに来てるのではないのだ。


それでもお客さんたち(観光客ばかり)の拍手はすごかった。
それで余計に気分が滅入った。

こんなに明らかに下手な演奏なのに、
 「いや〜やっぱり音楽の都だよ〜!」

と言い出しそうなほどホクホク顔の観光客たちと、モーツァルトとウィーンの名前を使って観光客を食い物にしている連中の両方にげんなりした。
アホらしい。



 

ホステルに帰ると、部屋のメンバーが談笑していた。
新しく韓国の男女と、ドイツの女の人が来ていた。
マケドニアの男の人だけが英語を全く喋れなくて、居心地が悪そうにタバコを吸っていた。


マケドニア人がトイレに行くために席をたつと、


韓国「彼はいったい何者?」


ドイツ「マケドニアから来たってことだけしかわからない」


韓国「うーん・・・」



得体の知れない人が同じ部屋にいるのがなんとなく気持ち悪いらしい。


マケドニア人がトイレから帰ってくると韓国の女の人が、


「私のペットボトル(水筒)がなくなったんやけど!」 と騒ぎ出した。


「どんなやつ?」


「ちょうどあれと同じやつ!」


と言って、マケドニア人のベッドの横に置いてあるペットボトルを指さした。
めっちゃ怒った顔で。

口にこそ出さなかったが、
「彼が私のペットボトルを盗んだ!」

と主張していた。

なぜ空のペットボトルを盗まなければいけないのかよく意味はわからないが、彼女にとっては大切なものらしく、
「あれがなかったら水飲めない〜」と言っていた。

マケドニア人も英語はわからないが自分が疑われているということはわかったようで、弁解したくても上手く喋れずに困っていた。

しばらくすると韓国の女の人が


「あ、リュックの中にあったわ〜」


・・・。

げんなり。


なんとなく気まずくなってみんな寝た。




次回予告

日本人女性「あ、日本人ですか?」


ダーティ「日本人ペロペロ」



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今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

 
posted by ダーティ at 01:18| Comment(3) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
フンダートヴァッサーってフンデルトワッサーのことか!っていまさら思い出した。ものっそい住みにくそうな家つくる人や!確か。床とか壁とか全部真っ直ぐじゃないねん。小学生んときに 真っ直ぐが嫌いな人!って思った記憶がある( ´θ`)ノ本物見れたんいいなー♪( ´θ`)ノ
Posted by 加山真帆 at 2011年10月02日 15:39
ランキングサイトからだけでも、不特定の人が週間100人以上来ているところに実名フルネームで投稿するとはなかなかのチャレンジャーですね。
加山さんの意思を尊重するために、敢えてコメント削除をせずにそのままにしておきます。

床も真っ直ぐじゃないのですか?建物の中はウィーン市民が実際に生活をしているので、残念ながら見学できませんでした。
Posted by ダーティ at 2011年10月03日 00:49
ああ、出席カードみたいなノリで書いてもた!
どーも。みなさんこんにちは。

床と壁の繋ぎ目?が波打ってるねん。家具置けへん。
Posted by 加山真帆 at 2011年10月03日 01:34
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