2011年10月10日

パツキンのチャンネーに電話をして、韓国人と話し込んだ日 9月8日(8日目)


9月7日 ウィーン7日目



10時頃に目が覚めた。

部屋には誰もいない。

どうして他のみんなはあんなに毎朝早く起きて活動できるのだろうか。

何か身体の構造が根本的に違っているのではないかと思うのだが、目で見る限りはほとんど人と同じである。

全くもって不可解。



昨日と同じケバブ屋さんに行った。

ケバブサンドだけで5種類もある。

とにかく野菜が食べたかったのでベジタブルサンドを注文した。


だいたい予想はついていたが、どでかいケバブサンドを渡された。

写真で見るサイズの2倍はある。


この店のメニューの写真では、本来の大きさが全く伝わってこないのだ。

ケバブ・ご飯・サラダがのった大きなプレートと、100ml程度しかない小さな紅茶が、それぞれ拡大・縮小された結果、メニューの写真では同じ大きさのように見える。

なぞ。



近くの教会のベンチでケバブサンドを30分かけて完食。

コーラと合わせて3,80ユーロ。

他のオーストリア料理のレストランなら、スープでも3ユーロ以上が相場である。

それを考えると3.80ユーロで満腹になれるのはすばらしい。

この1年、ケバブばかり食べることになるかもしれない。



お腹いっぱいになったので寝ることにした。


15:00頃に目が覚めた。

朝起きてケバブを食べただけでもうこの時間。

信じられん。



このホステルは、自分の部屋の中でも無線LANが無料で使える。すごい。

インターネットに接続するために、フロントにパスワードを尋ねに行った。

パスワードは「mozart****」(モーツァルト****)。(「*」は伏字)

ニヤっとしてしまった。




そろそろ携帯電話を手に入れておきたいので公衆電話からドリちゃんに電話をかけてみた。




ドリちゃんというのは、去年僕の通っている日本の大学に半年間留学に来ていたオーストリア人である。

金髪、青い目、高身長の女性。


留学生ではあるにも関わらず、学校には週に一度しか来ずに、NOVAでドイツ語を教えて月15万円以上稼いでいたという猛者である。

秋の風に吹かれながら「この大学のあんまり勉強せんでもいい感じ好っきゃわ〜」と言っていた。


ドリちゃんは日本で毎日のようにお酒を飲んでいたので、色々な所で汚い日本語を教え込まれてくる。

ドリちゃんもそれを喜んで学ぶ。


彼女のノートの「Japanese Lesson」と書かれたベージには、男性の象徴のあらゆる呼称、「クソ」、「ボケ」、「ダボ(播州・神戸弁)」などの罵り言葉が書かれていた。

おもしろいのはそれらの汚い言葉が幼稚園児のような拙い仮名文字で書かれているという点である。


ある日彼女に「何か使える日本語を教えてくれ」と言われたので、

「私はアル中です」

という自己紹介用のフレーズを教えてあげた。



学校に来ずにストリートの日本語を学んでいるだけあって、彼女の日本語はわりと関西弁である。

「ほんまに〜!」と「ほなまた!」がお気に入りのようで、よく使っていた。


「cheers!(乾杯!)」を「cheers in heaven〜♪(おそらくtears in heavenのもじり)」と言ってしまうあたり、ドリちゃんには親父ギャグの素養もあるようだ。


「ちんち〜ん!(イタリア語で乾杯)」もお気に入り。


おじぎはぎこちない。




ドリちゃんは明日バイトが終わってからなら時間があるようなので、17:30に待ち合わせをした。


 



ここのホステルにもできるだけ長く滞在したいので、フロントで尋ねてみた。


「いつまでここに泊まっていいですか?」


「無限!」


「ど、どっひゃぁ〜!」


「え、ごめん今の冗談やで。そんなに喜ぶと思ってなかった。ごめん」


うひょー。

なんとか一週間泊めてもらえることになった。



 

部屋に戻ると、昨日から一緒の部屋にいる関西有名私立のK大学の学生が話しかけてきた。

彼は日本を出発してからもう1ヶ月半ほど経つらしい。

大学に入ってからは長期休暇の度に海外旅行をしているそうだ。(さすが私立の大学に通うだけのことはある!金持ってるでこれ!)



「あ〜卒業して就職すると旅行もなかなかできないですもんね」


「そうなんですよ〜。僕、今4回生なんで卒業もうすぐですしねぇ〜。しかも僕卒業したら彼女とすぐ結婚すると思うんで」


え〜なにそれ。


彼はバイト先のフランス料理屋の専属パティシエ(28歳)と付き合っているらしい。(バイト先まで金持ちっぽい!)



「え〜すごいですね!結婚視野に入れてるってことはもう結構長いこと付き合ってるんですか?」


「いや〜、まだ4ヶ月?3ヶ月か4ヶ月ぐらいですね」


むむむ。

言っている意味がよくわからない。

旅行し始めて今で1ヶ月半ということは、付き合って2ヶ月しか一緒にいないということではないか。

もしかするとバグってる系の人なのかと思って少し怖くなった。



今度は彼の方から質問してきた。


「彼女いるんですか?」


「いや、ぼ」


「あ〜そりゃいないですよね〜!笑」


あ、これはもう完全にアレやなと思ったが、


「彼女いるのに1年間留学なんてできないですよね〜」


と、彼は続けた。


あ、そういう意味で言っていたのか。

うん、そりゃそうか。

それは勘違いした僕が悪い。

ポケットに手を入れて自分のふとももをつねった。



何故かわからないがこの人と喋っているとイライラして仕方ないのである。

さっきの「あ〜いないですよね〜!笑」のような、一瞬イラッとするような勘違いが頻繁に起こる。

腹が立ってくる。

これはいけない。


好きなタイプの人ではないが、この人は悪い人ではないではないか。

悪気はないのだ。

悪意を持って嫌なことをしてきたわけでもない人に腹を立てるのは日本男児として正しい行いではない。

これはきっと旅のストレスのせいである。

疲れているのだ。


しかしこれがホステルの悲しさ、相部屋なので休もうとしてもその人と一緒にいなければいけない。

しかもかなり昼寝をしたので眠れない。


「むむむむむ」と苦しんでいると、ドアが開いて新しい人が部屋に来た。

助かった。



新しく来たのは韓国人の男の人。

朴さん。

野球がすごく好きなようで、日本の野球について色々と質問をされた。


「日本の高校野球はなぜあんなに多くの人に注目されるのか。韓国ではアマチュアリーグであそこまで注目されるのは考えられない」


へーそうなんや。

僕は野球のことをほとんど知らないので答えるのにすごく時間がかかった。



理由1


高校は各県の代表として甲子園に出場するので、普段野球に興味のない人でも自分の県の代表とあれば応援したくなるから。



理由2


プロ野球では、ゴロやフライなどで明らかにアウトになりそうな時、打者は全力で一塁まで走らないが、高校野球ではどんな時でも全力で走るから。

(個人的には、明らかにアウトなのにファーストのランナーコーチが「セーフ!!」のジェスチャーをするのが好き)



理由3


母校が甲子園に出場すると、全く関係のないOBまでうれしくなって応援する。

(僕も自分が所属していた中学校の吹奏楽部が関西大会に出場したなどと聞くとうれしくなります)


 

僕自身が高校野球のファンではないのでどの理由も推測でしかないのが残念であるが。



甲子園関連動画。

神戸出身のメガマサヒデという人の曲。

タイトルは知りません。


「阪神勝ったからと言って、お前が勝ったわけじゃない!」

http://www.youtube.com/watch?v=oLyFxyVV1M4




これは朴さんには言わなかったが、僕が高校野球について不思議に思っていること。


@なぜ吹奏楽が演奏する応援の曲は古いものが多いのか。(宇宙戦艦ヤマトなど)


Aなぜ応援をしている女の子まで自分の高校が負けると泣くのか。すさまじい共感力。尊敬に値する。


Bなぜ応援している女子高生だけをひたすら映し続けるテレビ局が無いのか。需要はある。


不思議だらけの甲子園。



朴さんは、韓国の空港の免税店で買った煙草をプレゼントしてくれた。

朴さん自身は喫煙者ではないが、旅先で出会って仲良くなった喫煙者にプレゼントをするために、旅行に行く時は毎回免税店で煙草を買うらしい。

めっちゃいい人やん。



朴さんはオススメの旅先も教えてくれた。

イタリアのチンクエテッレという小さい村が、今まで行った中で一番好きな場所らしい。

わざわざ丁寧に「フィレンツェから電車に乗って、ピサで乗り換えて、・・・」ということを紙に書いて教えてくれた。

なんていい人や。


お返しに安くケバブサンドが食べられるいつものケバブ屋さんを教えてあげた。



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次回予告


スイス人「お前マイケル・ジャクソンみたいやな!」


ダーティ「ポゥ!」



最後まで読んでいただきありがとうございます。


次回の更新は10月12日を予定しています。


 
posted by ダーティ at 12:07| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
悪気なく人をイラだたせる人いますよね(笑)

反面教師、反面教師・・・

Posted by 小林 at 2011年10月10日 22:53
僕の経験では、悪気なく人をイラだたせる人の方が友達が多いです。
あまり周りの迷惑を考えすぎると友達が少なくなってしまう(自分から人と距離を置いてしまうようになる)ので気をつけましょう。
僕は「鞄を広げて教室の席を確保する」とか、そういうことでさえイラついてしまうので、どうも人と上手くやっていけません。
きっと人の迷惑を考えない方が人生は楽しいです。
Posted by ダーティ at 2011年10月14日 07:47
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