2011年10月14日

ロンドンボーイとストーンズ談義 9月8日

更新予定日より遅れてしまってもうしわけございません。
ネットに繋げなかったのです!
許してくれなければグレてしまいます。(どうや!ゆとりの本領発揮や!)



9月8日 8日目

ホステルの朝ごはんを食べてみた。
2,50ユーロ(約300円)。決して安くはない。
ロールパンのようだがパリッと焼かれている謎のパンと、何かの種の入った薄いパンとコーヒー。
パリッとしたロールパンうまい!

個包装の小さいバターが2つ、クリームチーズ、ジャムがついてきた。
どうやって使い切ればいいねん。
クリームチーズがおいしかったので、結局それしか使わなかった。


パンを食べ終わってコーヒーを飲みながらボーっとしていると、大変なことに気がついた。
他の人たちは、朝食をもらう時にお金を払っている。
そう言えば僕はお金払ってない。
僕はオーストリアのお店での支払いの方法がまだよくわかっていないのである。


ある時ビールを飲もうと思って、カウンターにいるお姉さんにビールを注文すると断られた。
えーなんで?
彼女はあまり英語が喋れないようで、「He will come you! He will come you!」と言っていた。
ああ、なるほど。
「私はビールをグラスに注ぐ係なので、私に注文をされても困ります。ウェイターが注文を聞きに行くから席に座って待っていろ」ということらしい。
どうせ暇をしているのならそんな役所のようなことを言わずに注文ぐらいとってくれてもいいやんと思ったが、そういうしきたりになっているらしい。

言われた通り席に座って待っていると、ウェイターがやって来てビールを注文できた。

しばらくすると、ウェイターがまたやって来て、
「I’m finished!」
と言う。
意味がわからなかったが、ウェイターは大きな財布を広げてお釣りを支払う準備をし始めた。
どうやら、
「僕はもうバイト上がるから今お金払って。(店はまだまだ開いてるから大丈夫)」
ということらしい。
まだビール途中やねんけど。

食前にお金を払う店もあれば、食後に払う店もあるし、食中に払う店もある。
このホステルの朝食はどうやら食前タイプであったようだ。


「すいません、僕お金払うん忘れてました」

「え、ほんまに?え、何食べた?」

「大陸式朝食!(continental breakfast)を頂きました」

「あ、え〜じゃあ2,50ユーロ。私お金もらうん忘れとったんか〜。ありがとう!わざわざ
お金払いにくるなんて、めっちゃ正直な人なんやね!」

と褒められた。
食べたもののお金を払っただけなのにこんなに褒められると少しこそばくなる。
照れた。うふ。


今日は初めての洗濯。
ユースホステルの洗濯機を使った。4ユーロ(高い!)
なんと今日(8日目)までタオル1枚、パンツ2枚、靴下2足、シャツ3枚で過ごしたのである。
履き続けたパンツからはとがったようなにおいがするということを初めて知った。
留学とは勉強になるものである。

森見登美彦の小説に「失恋したからもう願いが叶うまでパンツを履き替えない!」と固く誓い、1年間パンツを履き替えていないパンツ総番長という人が出てくるが、5日履き続けただけでこれほどの匂いを発するのであれば、パンツ総番長のパンツはどんな匂いがするのだろうか。
気になるところである。
(※パンツ番長ではなくパンツ総番長である。数々のパンツ番長を打ち破り総番長の座を手に入れたのだから、そこだけは間違えないであげてほしい)

森見登美彦 夜は短し歩けよ乙女 
http://amzn.to/nQgSlv



少し遅い昼ごはんに、またシュニッツェルバーガーを食べた。
シュニッツェルはバーガーだと安いのに(3ユーロ前後)、お皿にのってポテトと一緒になると急に高くなる(7ユーロ前後)。

シュニッツェルバーガーは、肉の量がかなり多い。
シュニッツェル(チキンカツみたいなもの)がバーガーの中に重なって入っていて、必ずパンのどこかからシュニッツェルがはみ出ている。
ここのお店では2,50ユーロ(約300円)。安い。


携帯をまだ持っていないのでドリちゃんとの待ち合わせに遅れるとややこしくなってしまう。
念のために40分余裕を持って出発したが、ドリちゃんに言われた待ち合わせ場所はものすごく難しかったので、時間丁度に着いた。

なんとか会えた。


「数日前から疑問に思っていたのですが、ウィーンの人は野菜を食べないのですか?」

「アホか!オーストリア人が毎日ウインナースタンドで飯食うと思っとんか!」

たしかに。

でも基本的に野菜はサラダで食べることが多いらしい。
僕はサラダが嫌いなのである。
煮物が食べたい。


ドリちゃんと一緒に携帯屋さんを3つ見て回った。
店の人との会話は全てドリちゃんがドイツ語でしてくれた。(がんばれ、ぼくのポケモン!)
オーストリアでは携帯の契約は日本と同じで基本的に2年単位なのでややこしいらしい。(僕が1年しかオーストリアにいないから)
結局今日は携帯を買わなかった。


カフェ・セントラルという超老舗コーヒーハウスに連れていってもらった。
ドリちゃん曰く、有名な作家たちがここで小説を書いていたらしい。
残念ながら僕はオーストリア出身の作家を1人も知らない。

このコーヒーハウスは流石ウィーンで老舗を名乗るだけあって、とても高級感が漂っている。
スーツ着たおじさんが生でピアノ演奏までやっているような所。
高級ホテルみたいな内装。
写真はありません。コーヒーを飲んでゆっくりしている人たちにカメラを向けて「イラッ」とさせるほど無粋なことはないと思ったからです。ご了承ください。


時々、電車の中や街中の他人を勝手に写した画像をブログやSNSの日記に載せている人がいるが、僕はあれが信じられない。
知らない人にいきなりカメラを向けるなんて、なんと無神経な人なのだろうか。
そしてその自分の無神経さをブログやSNSで公表しても恥ずかしくないという無神経さ。
無神経の2乗である。

知らない人に無言でいきなりカメラを向けられればどういう気持ちになるだろうか。
僕はそんなことをされると嫌である。
だから人にもカメラを向けない。
「外国人だからOK」とか「観光だからOK」とか「被写体が子どもだからOK」とか「途上国だからOK」とか、どんなルールを設けているのか知らないが、自分勝手がすぎるのではないか。
国内でもそうであるが、特に外国へ行っている間は日本人の代表として人に迷惑をかけないような行動を心がけてもらいたいものである。



ドリちゃんとの会話に戻る。

モーツァルトの格好したオーケストラを聴きにいってがっかりしたという話をすると、

「アホか!あんなもん完璧観光客向けやんけ!」

と爆笑された。
悔しい。


カフェ・セントラルのコーヒー代はドリちゃんがおごってくれた。
自分で払うと言っても、
「あかん!ほんまにあかん!」

「いや、払う!」

「あかん!」

しばらくこの攻防が続いたが、ウェイターがドリちゃんから金を受け取ってしまったので(おいおっさん!)、ここはドリさんのご好意に甘えさせていただくことにした。

「ありがとうございます」と言うと、
「ウィーンへようこそ」と言ってお辞儀をしてきた。

明日学校に行くときもドリちゃんが案内してくれるらしい。
まじでドリちゃん男気あふれてる。
アニキ・・・!



ホステルに帰って寝ようとしたが、隣のおじさんのいびいがあまりにもうるさすぎる。
「ぐごごごごご!」と、工事現場のようである。
「むむむむむむ!」と念じて対抗してみたが無駄であった。
起き上がると例の関学生と目が合って「うるさいですね・・・」という具合にお互い苦笑い。
妙な友情が芽生えた。
おじさんありがとう。



眠れそうにないのでフロントの横のバーでビールを飲んだ。
隣に座っている男の人が一生懸命ノートに何かを書き込んでいる。
何を書いているのだろうか。

ビールのおかわりをしようとすると店員さんがいなかった。
あら、どこへ行ったのか知らんと思ってキョロキョロしていると、カウンターに座っていた男の人2人が話しかけてきた。

「あなたマイケル・ジャクソンみたいですね」
僕の何を見てそう思ったのかはよくわからないが、きっとこれは八百屋のおじさんが40代のおばさんに向かって
「安いよ安いよ〜あいあい〜ちょっとお姉さん買ってってくださいよ〜」
と言うのと同じような挨拶であろう。
悪い気はしなかった。

彼らはスイス出身。
「スイスの時計は世界一かっこいいのです!」と、僕が言うと、
「いやいや、日本の時計もクールですよ」と言う。
この二人だけを見て判断するのはあまりにも早計ではあるが、スイス人とはこうまでお世辞を言うような人たちなのだろうか。

店員さんが帰ってきてビールを注いでくれたので、もといた席に戻った。
隣の男の人はまだ一生懸命ノートに何かを書いている。
猫背になってノートを覗き込んでみたり、ノートをくるくる回転させて色んな角度から見てみたりするほど一生懸命である。
あんまり気になったものだから話しかけた。

「一体何を書いているのですか」
彼は少し照れたような様子でノートを見せてくれた。
そして英語で説明してくれたのだが、さっぱりわからなかった。
何かサッカーチームのシンボルマークのような、オリジナルのマークをデザインしていたようだ。
彼はアートスクールに通っているらしい。

彼の喋っている英語は非常にわかりにくい。
今までにないほどわかりにくい。
色々な国の人と喋っていていると、少しずつ「あ〜この人はたしかに言われてみればスペイン人っぽい英語やな」
というようなことがわかるようになってくるのであるが、この人の英語は、どこの人であるか全く推測もつかなかった。
きっと英語圏ではないヨーロッパのどこかの国の出身だろうと思った。

話の流れで「どこから来たのですか」と聞くと、
「ロンドンです」
と言われてびっくりした。
ロンドンの人はこうまでわかりにくい英語を喋るのか。
恐ろしい。

彼はクラッシュのジョー・ストラマーの在籍したアートスクールに通っている。
なんと驚くことに、ザ・フーのピート・タウンゼンドの息子が同じクラスにいるらしい。
ロンドン恐ろしい。
ちなみにピート・タウンゼンドの息子の鼻はあまり大きくはないらしい。

出身を尋ねられたので、
「大阪はご存知ですか?大阪は日本で二番目に大きな都市なのですが、私の出身はその隣の神戸です。神戸は神戸ビーフで有名です」
と言った。(出身を尋ねられたときはいつもこう言う)
彼はベジタリアンなので、神戸ビーフのことなど知るはずがなかった。
オーストリアに来て初めて気がついたのだが、神戸ビーフの知名度はいまいちである。
アメリカ人が相手であればたいてい通じるのであるが。

彼はロンドンっ子ではあるが、アメリカのパンクが好きらしい。
イギリスのバンドではstiff little fingersがお気に入り。

「あなたはどのバンドが好きですか?」

「僕はAC/DCが大好きです。イギリスのバンドで言えば、ローリング・ストーンズが好きです。僕の個人的な見解では、ストーンズは70年代が一番素晴らしいのです。80年代も素晴らしいのですが、70年代の方が好きです。ブライアン・ジョーンズが死んでからの方がずっと好きです」

「へー!ストーンズのどのアルバムが一番好きですか?」

「僕はブラック・アンド・ブルーが一番好きです」

「ああ、ファンクっぽい頃のストーンズが好きなんや!僕もそのアルバムLPで持ってるよ!」

「ほんまに!僕はあのジャケットからレコードを取り出す時のあのにおいがたまらなく好きです。あのホコリっぽい紙のにおい!」

わかってくれた!流石ロンドンっ子!


少しマニアックな趣味の話が通じたために、初対面の人と意気投合し、一緒にいるうちに子どもができてしまい、結婚して気がつくとその人と年金生活をしていたというような経験は誰にでもあるだろう。


バーは24:00に閉まった。
あと一時間だけ営業してほしかった。

ロンドンっ子が「また明日ここで会おう!」と言ってくれた。
嬉しい。


寝た。
おじさんのいびきで夜中に2回目が覚めた。



 ↓ いつも応援ありがとうございます。
http://blog.with2.net/link.php?1273784
 ↑ 人気ブログランキング


次回予告

遂にダーティの最も恐れていた事態が現実となる!
まさかそんなことは起こるまいとは思っていたが・・・
なんと学校が始まってしまうのである・・・!
信じられん。


最後まで読んでいただきありがとうございます。



posted by ダーティ at 07:27| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
<拡散希望>

上記のブログの内容とは関係ないコメントすいません。現在、日本ではとても危険な犯罪が蔓延しています。それらは一般の人にはわからないように行われていますが、日々、一般の罪のない被害者が増えている状況です。アメリカではニュース番組でも取り上げられており、いくつも裁判が行われています。以下は翻訳のニュース内容です。是非、こちらの動画をご覧になり拡散のご協力お願いします。実際に日本でも多くの被害者が苦しみ多くの自殺者を出しています。犯罪の名前は集団ストーカーといわれています。私もこの被害者の一人です。

全て翻訳されています。
http://www.youtube.com/watch?v=aijB0EzgX3c&feature=channel_video_title
http://www.youtube.com/watch?v=UlKqjl4gPGM&feature=relmfu
http://www.youtube.com/watch?v=KeRiAKS3730&feature=channel_video_title
ブログ「私が海外逃亡した理由」
http://doctorfish3.blog25.fc2.com/
Posted by kou at 2011年10月14日 18:46
C'est drôle!haha
Posted by ! at 2011年10月19日 11:00
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/230350985

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。